Blog 一番星

雑記。ときどき日記。


 

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[意見]

国家の三要素とは、領域・人民・権力であるが、これらをすべて満たすことは難しい。

 * 領域(Staatsgebiet:領土、領水、領空)

   領域を保持するための(広義の)防衛力(:スマートパワー)を有しているか。

 * 人民(Staatsvolk:国民、住民)

   持続的に人口を保持できるか。内乱が起こらない人口構成か。

* 権力(Staatsgewalt)ないし主権

   元首を人民が元首として認識するか。
発想の元:
宮城 大蔵 : 「海洋国家」日本の戦後史 (ちくま新書, 2008) pp.99-100.

>イギリスのマレーシア構想について見ておこう。イギリスは、自らが東南アジアで非公式帝国として影響力を保持する上で鍵となるのは、一大軍事拠点であるシンガポールの安定的確保だと考えた。ここにイギリスが軍事力を維持することを、ベトナム情勢に苦慮するアメリカは強く望んだし、またイギリス自身にとっても、オーストラリア、ニュージーランドへの影響力を維持する上で重要であった。...

 ところが、そのシンガポールは不安定であった。人口の大半を占める中国系労働者の間では、中国本土への帰属意識と共産主義への支持を結びつける左派勢力が影響力を広げていた。これがリー・クアンユー首相をはじめとする少数の親英派エリートから権力を奪取すれば、シンガポールは一気に左翼政権が支配する「東半球のキューバ」と化することも十分に予想されたのである。

 そのような事態を防ぐためシンガポールを、反共を鮮明にしているマラヤ連邦に組み入れることが検討された。だが問題はマレー系五割、中国系四割弱と微妙な人口バランスを保つマラヤに中国系中心のシンガポールを編入すると、新国家では人口比率で中国系がマレー系を逆転してしまうことであった。そこでサバ、サラワクなどボルネオ北部も組み入れることによってマレー系優位の人口バランスを保つことが構想されたのである。このマレーシア構想は、一九六一年五月、マラヤ連邦のラーマン首相によって公にされた。

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