佐藤一斎 : 言志後録 19条
佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (ニ) (講談社学術文庫, 1979) p.35.
佐藤一斎 : 言志後録 82条
佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (ニ) (講談社学術文庫, 1979) p.108.
訳:欲に公私有り。情識の条理に通ずるを公と為し、条理の情識に滞るを私と為す。
佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (ニ) (講談社学術文庫, 1979) p.35.
この欲には公欲と私欲がある。
感情意識の動きが理性に通じている場合が公欲であり、理性が感情意識の動きに衝突し滞ってしまって通じない場合が私欲である。
佐藤一斎 : 言志後録 82条
訳:然るに自性を錮閉する者を習気と為す。而して情の発するや、毎に習気を夾みて、黏著する所有り。是れ錮閉なり。
[しかるにじせいをこへいするものをしゅうきとなす。しこうしてじょうのはっするや、つねにしゅうきをはさみて、ねんちゃくするところあり。]
佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (ニ) (講談社学術文庫, 1979) p.108.
しかるに、この本性の作用をおさえ、これを閉じ込めるものが習気(くせ、雑念)である。情が発しようとするたび毎に、習気に邪魔されて、常に粘り着いてしまう
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関連:
佐藤 一斎「言志四録」
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2007.06.03 12:44 URL | tk18 (管理) #cAPDhLHE [ 編集 ]
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