fc2ブログ

Blog 一番星

雑記。ときどき日記。


 

 現在、本ブログには個人的なことを書いています。
  社会系の記事は「TAKAGI-1の目から」に、
  科学・技術系の記事は「TAKAGI-1の科学・技術的日々」に書いています。
 TAKAGI-1 のブログ全体については、TAKAGI-1 文章とブログ をご覧ください。
 

 
 

石原莞爾 : 最終戦争論 (中公文庫, 2001) p.99.

>更に空中戦に於ては、防禦は全く成立しない。

> 空軍に対する国土の防衛は、ますます困難となるであろう。成層圏を自由自在に駆ける驚異的航空機、それに搭載して敵国の中枢部を破壊する革命的兵器は、あらゆる防禦手段を無効にして、決戦戦争の徹底を来たし、最終戦争を可能ならしめる。

この文章は、1941年に書かれた。

注目すべきは、引用の最終文「あらゆる防禦手段を無効にして、決戦戦争の徹底を来たし、最終戦争を可能ならしめる。」である。

つまり、防ぐことのできない兵器の戦力化によって、最終戦争が可能となるということだ。

石原莞爾は、それが航空機だとした。確かに、先の大戦の終戦直前における米軍の戦略爆撃機は、ほぼ「防ぐことのできない」兵器であった。

しかし、冷戦時代に、戦略爆撃機は「防ぐことのできる」兵器となった。レーダーの発達によってである。当初、核兵器の運搬手段として戦略爆撃機を盛んに行っていた米ソであるが、そのうち核兵器の運搬手段はミサイルへと変わった。

レーダーを無力化すれば、ふたたび「防ぐことのできない」兵器が実現する。レーダーを無力化する技術、もちろんステルス技術があるが、電子回路への決定的な攻撃手段は同じく電子回路である。

即ち、高度な情報技術による電子防御兵器の無力化が、「あらゆる防禦手段を無効にして、決戦戦争の徹底を来たし、最終戦争を可能ならしめる」のだ。
スポンサーサイト




 
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク  
     
 
  

コメント一覧

 
本文へは上スクロールしてください

関連:
石原 莞爾「最終戦争論」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1208.html

2007.05.01 16:13 URL | tk18 (管理) #cAPDhLHE [ 編集 ]












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://star1ban.blog18.fc2.com/tb.php/1239-f6bcf7d2

本記事やblogにリンクしていただけると嬉しいです。